10月16日、DAC未来サポート文化事業団が運営協力をしている、NIKIHillsヴィレッジの仁木町からの委託事業「仁木町子ども体験塾特別講座」第1回を行いました。本事業は、北海道・仁木町で生まれ育つ子どもたちの「生きる力」と「ふるさと仁木」への愛着を醸成するため、仁木町を代表する観光資源であるワイン産業について理解を深めてもらうことを目的として、ワインの製造過程を体験してもらう事業です。
今年度は10月の「収穫」「醸造」、1月予定の「ラベル貼り」の全3回を体験授業としてNIKIHillsで受け入れ、実施することとなっています。
第1回目のこの日は、醸造家の麿さんの指導の下、ツヴァイゲルトレーベという品種のブドウの除梗作業(軸からぶどうの実を取る作業)とケルナーのジュース試飲を行いました。本企画を監修した日本ソムリエ協会名誉顧問の熱田理事からワインの飲み方のレクチャーもあり、子どもたちは初めての体験や知識に興味津々の様子でした。実施後に行ったアンケートでは、醸造体験の満足度は9割以上が勉強になったと回答がありました。
その理由として、
「はじめての収穫だったので少し難しかった」
「ワインの飲み方がわかった」
「ブドウがワインになるのが分かった」
といった感想や、
ワインぶどうのジュースを試飲した感想として
「ふつうのジュースよりすごく甘かった」
「大人の味」
「ワインも甘いのかなと思った」
と、まだ飲むことはできないワインの味を、想像して楽しむ子どもたちの声が多くあがっていました。